2014年8月6日水曜日

Vintage Rythm Box 「Sequential TOM」 Review

どうも電子音屋ヨクシーです!!

超、久々の投稿でございますσ(^_^;

今回ピックアップするリズムマシーンはコチラ













Sequentialのリズムマシーン「TOM」です☆

オークションでひょっこり見つけて
YouTubeでパフォーマンス動画を
観たところ気に入って導入しました。

80年代にSequentialが相当力を入れて
開発したモデルのようですが、
中々、独特な質感があります。
又、MIDIとCVに対応しているので、
Vintageマシンとの同期も行えます。

例えば、コチラ




TOMのClock OUTからのパルス信号にSH-101の
シーケンサーを同期させています。
TOM側でパルスの調整ができるので、
SH-101をフレキシブルに演奏させられます。

以前、Volcaで試した時は8分音符区切りで固定だったので
16ビートにするのに工夫が必要でしたが、
コレを使うとかなり便利☆古いRolandのシーケンサー
(MC-4とか)にも同期可能だと思います。

各音色は個々にVolume、Pitchを調整できるので、
実際のパッド数は8つしかないけれども
かなり幅の広いリズム帯が構築出来ます。
個人的にはバンドのDrums変わりに使用するよりは
テクノ/ハウスでタイトなビートに使う方が向いていると
思います。

操作性もレスポンスが良いので
リアルタイムでポンポン打ち込めて
MPCに慣れてる僕にはとても使い易い(笑)
サクッとこんな感じで出来ちゃいます。




結構、僕はハンド・クラップの音が気に入っています^^
すごく特徴あると思います。このクラップだけでも
オールド・スクールな雰囲気出せますよ☆

痒い点で言えば、クラップ以外のパーカッションが
一つも無い点ですかリムショットもないし。
効果音や追加音色はカートリッジで補う仕様ですね。

このカートリッジ音も独特で面白いから
手に入れたくなります
コチラの動画が解り易いです。




更に、リバース・モードがあって
全ての音色を瞬時にリバース再生させる事も出来て、
例えば、リバースしたクラッシュとノーマルのクラッシュを
同じパターンで使う事が出来ます。

この時期のリズムマシンとしては高分解能で、
96まで設定する事が出来ます。
(個人的に日本製は同時期の物で大概、32くらいまでのような気がします)
この高分解能とフレキシブルなPitch、Volumeコントロールで
今でも通用する強烈なGlitchサウンドが繰り出せます!!

下の動画はRoland TR-8でScatter機能という物を
作動させたフレーズとTOMでGlitchを打ち込んだフレーズを
交互に再生して比較しています。



結構類似してるでしょう(笑) 打ち込み方次第で
最新のTR-8のScatterを凌駕出来るかもしれません(オーバーか?)

最後に・・・・

かなりレアなマシンです。僕は幸運にも日本語マニュアル付きで
手に入れた為に重宝しておりますが、色々わかりにくい点も
ありますので、入手の歳はご注意を!!

もし不明な事があったら気軽にご連絡下さい(^▽^)/

但し即答しかねますので、気長な方のみお願いします。

今回はSequential TOMのレヴューでした☆