2014年1月24日金曜日

手記

どうも、電子音屋ヨクシーです。

随分ご無沙汰の投稿ですが、さぼってる訳ではないですよ(笑)

今回は僕の音楽に対する「想い」について
文字だけで伝えようと試みてみます。

長くなるので、かなり飛ばし読みして下さい。

僕は現在、何らかの事務所に所属するアーティストではなく、
又、表立って活動するタイプの人物でもありません。

活動の拠点は「インターネット」

「SoundCloud」や「YouTube」、「Ustream」等です。

元々、バンドのキーボード担当として若い頃は
ステージに立つ事もよくありましたが、
現在はライブよりも「トラック・メイク」をひたすら
しているような人間です。

元々、ライブの為に「演奏技術」を磨くよりも
オリジナル曲を作る方がこの上なく好きなタイプでしたから、
未だに上手な演奏なんて出来やしません(笑)

尊敬する音楽プロデューサーに
「ウィリアム・オービット」っていうスゴイ人がいるんですが
(グラミー賞2回取ってる)
彼のインタビューが16~7年前のキーボード・マガジンで
こんな事を語ってるのを見ました。

「僕はキーボーディストなんて思った事ないからね・・・二本指の達人さ(笑)」

この言葉が今の僕にどれほど影響を与えたか知れません。

そりゃあね、音楽ですから「演奏」が上手いに越した事はないんですよ。

でもね

技術が高ければいいってもんでないんです。

一つの「音」にどれだけ丹精を込められるか、

僕の音楽観はそこなんです。

・・・で、クォリティーの高い「電子楽器」程、誰でもそれなりの音は
出せるんです。ようは「お金」かければいくらでも・・・って感じで。

それに、真っ向から立ち向かおうと掲げた標語が
 「JunK Techno」なんです。

かなり大口たたくと、
僕はどんな電子楽器でも使いこなす自信があります。
まあ、壊れてたら仕方ないですけど(治してしまう場合もある)
使えるなら、自分の音楽製作のツールとして
何でも使いこなせると思っています。

ただしお金持ちでないですから、
これまでに発売された機材全てに精通してる
なんてアホな事思って質問しないで下さいね。

ただ、「コレ使えや!!」っていわれたら
それなりに所見でも使ってやれるって事です。

まあ、そんな事はどうでもいいです。

これまで、インターネットで活動して
自分のサウンドを多くの方に届ける為に
様々な事をしました。

それによって、気分を害してしまう
シェアの仕方も数多くしてきました。

一時期は音楽製作を横において
「メルマガ・ビジネス」を
学んでしまったりもしました。

ご存知の方は言うまでもありませんが、
ほぼ80%は迷惑メールで成り立ってる
ブラックな方法 です。

誰にも読まれないメールを
自分のSoundCloudやYouTubeのリンク付きで
毎日送信して・・・

学んでいたスクールのセオリーで
ツイッターでの拡散もしつこくしていました。

しかし、寄ってくるのは
金目当てのクソみたいな企業家ぼったい
クソアカウントのみ。

音楽の愛好者には、好かれては嫌われ・・・の繰り返し、

シェアの拡大の為に、ツイッター上で
知り合った気の置ける友人のフェイスブック・コミュニティーから
引っ張ろうともしました。(実験音楽のお方ではないですよ!!モットしょぼいやつ)

以上は、紛れも無い事実で
結果はお粗末です。

だって「やましい」んだもの(笑)

「Junk Techno」のスタイルを広めようとするなら
他にも方法はあったと思います。
しかし、
ビジネスとの兼ね合いも考えたせいで、却って
よからぬ繋がりや遠回りをしてしまいました。

ある人物との出会いから
僕の考えは日を増すごとに変わってゆきました。

その人は自分の親族よりも
より的確に僕にアドバイスをしてくれる方でした。

年は一回り違うぐらいで、丁度僕の「姉」と同じくらいの世代
でも、実の姉より僕のことに親身になってくれました。
しかも「音楽」の事で。

この方の名前は申し訳ないですが公表できません
(元メジャー・アーティストで 知っている方もいる為)
しかし、実に素晴らしい人物です。

ただ、「JunK Techno」に関しては未だ自信が持てず、
どうしたらいいか解らず一年すぎました。

2014年、つい先週の話ですが、その人が
一冊の本をプレゼントしてくれまして、読んでみました。

稲盛和夫さんの「生き方」という本です。

第一章しかまだ読んでいませんが、それだけで
何をすべきかすぐに見当がつきました。

とにかく、余計な事は考えず
自分が思い描いたイメージを徹底的に追及すれば
必ず成果がやってくると確信しました。

それは「神の声」とも本書内では表現してますが、
それに賭けようと思いました。

僕が扱う機材で最新の物はVolcaとBassBoy+のみです。
あとは15年以上前の使い古された機材のみで
今のテクノシーンに通用する音楽を作ろうとしています。

普通の人ならやらないでしょうね。

必至に金策して「Electoron」とか高額なマシンの入手
又、DAWの環境を充実させた方が
ウケる作品は作り易いと思います。

でも、今ある精一杯の環境で出来ない事はないと考えました。

稲盛和夫さんが「京セラ」を立ち上げる前に
勤務していた町工場で、圧倒的に設備の乏しい環境で
国産初の世界に通づる「セラミック」を生成出来た話を読んで、
僕の今の環境でも通用するサウンドが
生み出せるはずだと考えるようになりました。

それと、一番励みになったのは皆さんの声です。

正直、最近「なげやり」な気分がしていました。

でも、僅かながらでも僕のスタイルを好いてくれる方の
コメントを頂いて 「やりつづけるべきだ」と思い直しました。

精一杯の環境だからこそ、孤高の一作が仕上がるかもしれません。

そんな作品を皆さんに届け、それがあなたの
イマジネーションになる事が一番の目的であるのが

「電子音屋ヨクシー 」という人間です。

僕に名誉や富など要りません。

名誉は「あなた」が勝ち取って下さい。

富は「あなた」が受け取って下さい。

僕はそのきっかけで十分です。

僕が殆どのトラックを「All rights reserved」でなく
「Creative Commons」で提供しているのは
その想いからです。

使えるなら「電子音屋ヨクシー」を使い倒して下さい!!
使い倒されるくらいのサウンドを提供するのが
僕の目的です!!

ある人物(話すとさらに長くなる)繋がりでのSNSとの交流で
随分ぼくも嫉妬深くなってしまい、戸惑っていましたが、
今では断ち切って新しいファンを募っています☆

とりどめもない手記になりましたが、
最後に僕の今の所の最高傑作「Twilight Zone」を載せておきます
原曲は20歳の時にRoland JP8000とMPC3000のみで作った曲ですが
リメイクした本作品が好評ですのでσ(^_^;




それでは今後共、電子音屋ヨクシーを宜しくお願いします!!